連子窓

法隆寺回廊の連子窓

連子窓(れんじまど)は、断面方形又は菱形の細長い木材(連子子)を縦又は横に連ねた連子を嵌め込んだである。採光、通風、防犯を目的とする[1]

飛鳥・奈良時代に、大陸から伝来した建築様式の中で使用され始めた[2]

寺院神社で用いられることが多く、日本では法隆寺(7世紀初頭)の回廊部分、薬師寺春日大社大極殿回廊等に見られる。当時は柱は丹(朱)、壁は白、連子窓は青(緑)に塗られることが多かった。[要出典]一例として、三十三間堂の東大門は朱塗りと白壁・緑の連子窓が鮮やかな典型的な鎌倉様式で再建された[3]

茶室では竹格子を嵌めた窓を連子窓と呼ぶ[4]

脚注

  1. ^ 連子(窓) 建築用語集
  2. ^ 五十嵐太郎、東北大学五十嵐太郎研究室、市川紘司『窓から建築を考える』彰国社、2014年、68頁。 
  3. ^ パンフレット「国宝三十三間堂」を一部参考。こちらの呼び方は、「れんじそう」となっている。
  4. ^ 連子窓(れんじまど)とは コトバンク
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