古楽

曖昧さ回避 この項目では、西洋音楽における古楽について説明しています。雅楽における古楽については「雅楽」をご覧ください。
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古楽(こがく、: early music)は、古典派音楽よりも古い時代の西洋音楽、すなわち中世西洋音楽ルネサンス音楽バロック音楽の総称である[1]

古楽の演奏

作曲当時には常識であったがために、楽譜に明示されていない演奏上の要素、すなわちテンポリズム、アーティキュレーション、装飾音などの解釈や、音律発声法楽器の特性などは、時代と共に変化している。したがって、特に時代の隔たりの大きい古楽を演奏するにあたっては、演奏様式の史的考証の重要性が高い。

現在では、古楽を主に演奏する奏者、団体は、19世紀から20世紀にかけて確立した一般的なクラシック音楽の演奏様式で古楽を演奏することは稀である。音楽史の研究に基づいて、作曲当時の演奏様式を考慮した演奏が主流となっている。

また、古楽で成果を上げた歴史的考証に基づく方法で、古典派以降の音楽も再解釈するという動きもみられる。

主要な古楽演奏家

指揮者

鍵盤楽器奏者・指揮者

弦楽器奏者・指揮者

管楽器奏者・指揮者

声楽家・指揮者

鍵盤楽器奏者

弦楽器奏者

管楽器奏者

主要な古楽演奏団体

アメリカ

  • クラシカル・バンド
  • スミソニアン・チェンバー・プレイヤーズ
  • バッハ・アンサンブル
  • バッハ・コレギウム・サン・デイエゴ
  • フィルハーモニア・バロック管弦楽団
  • ヘンデル・ハイドン・ソサイエティ (Handel and Haydn Society)
  • ボストン・バロック

イギリス

イタリア

  • アカデミア・モンティス・レガーリス (Academia Montis Regalis)
  • アッカデミア・ビザンティーナ (Accademia Bizantina)
  • アンサンブル・アウロラ (Ensemble Aurora)
  • イル・コンプレッソ・バロッコ (Il Complesso Barocco)
  • イル・ジャルディーノ・アルモニコ (Il Giardino Armonico)
  • ヴェニス・バロック・オーケストラ (Venice Baroque Orchestra)
  • エウローパ・ガランテ (Europa Galante)
  • コンチェルト・イタリアーノ (Concerto Italiano)
  • モーツァルト管弦楽団
  • ラ・ヴェネシアーナ (La Venexiana)
  • ラ・リゾナンツァ (La Risonanza)
  • ラ・バロッカ(LaBaroca)

オーストリア

オランダ

カナダ

スイス

  • イ・バロッキスティ (I Barocchisti)
  • バーゼル・スコラ・カントルム合奏団 (Schola Cantorum Basiliensis)

スウェーデン

  • ドロットニングホルム・バロック・アンサンブル (Drottningholm Court Baroque Ensemble)

スペイン

  • エスペリオンXXI (HESPERION XXI)
  • ル・コンセール・デ・ナシオン

デンマーク

  • コンチェルト・コペンハーゲン (Concerto Copenhagen)

ドイツ

日本

フランス

ベルギー

脚注

  1. ^ 金田敏也、鈴木昭裕、瀬高道助、那須輝彦、谷戸基岩共著 『古楽CD100ガイド』 国書刊行会、1996年。

関連項目

外部リンク

  • 古楽の楽しみ
  • 日本古楽音楽普及協会
  • 古楽に関する情報とリンク集
  • 古楽コンクール〈山梨〉 - archive.today(2013年4月27日アーカイブ分)
  • 古楽の概説(アマチュア演奏団体カメラータ・ムジカーレ)
定義と歴史
  • 芸術音楽 (英語版)
  • 音楽史
  • クラシック音楽の時代区分 (英語版)
歴史
古楽
調性音楽
20世紀 以降
国別
  • アメリカ合衆国 (英語版)
  • イギリス (英語版)
  • イタリア (英語版)
  • チェコ
  • ドイツ (英語版)
  • フランス (英語版)
  • ロシア
演奏
関連項目
典拠管理データベース: 国立図書館 ウィキデータを編集
  • ドイツ
  • イスラエル
  • アメリカ