NAMInoYUKUSAKI

NAMInoYUKUSAKI
THE RiCECOOKERSシングル
B面 波のゆくさき
リリース
規格 デジタル・ダウンロードCDシングル
ジャンル ロック、オルタナティヴ・ロック
レーベル Anchor Records
プロデュース 岡田俊二、THE RiCECOOKERS
チャート最高順位
THE RiCECOOKERS シングル 年表
NAMInoYUKUSAKI
(2010年)
NAMInoYUKUSAKI TV SPECial Collection
(2010年)
テンプレートを表示
NAMInoYukusaki TV SPECial Collection
THE RiCECOOKERSシングル
A面 NAMInoYukusaki for SPEC【甲】ほか全10曲
リリース
規格 CDシングル(DVDセット2枚組)
ジャンル ロック、オルタナティヴ・ロック
レーベル Anchor Records
プロデュース 岡田俊二、THE RiCECOOKERS
チャート最高順位
  • 6位(オリコン)
  • 1位(Billboard JAPANインディーズ・アルバム&シングル・セールス・チャート)
THE RiCECOOKERS シングル 年表
NAMInoYUKUSAKI
(2010年)
NAMInoYUKUSAKI TV SPECial Collection
(2010年)
of the real
(2013年)
テンプレートを表示

NAMInoYUKUSAKI」(なみのゆくさき)は、アメリカ合衆国日本人ロックバンドTHE RiCECOOKERSによるシングル。2010年12月1日にリリースされた。2010年に放送されたTBSテレビドラマSPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜』の主題歌である。同曲の日本語ヴァージョンでカップリング曲である「波のゆくさき」、さらに同年12月22日発売でテレビ版のアレンジを収録したシングル「NAMInoYukusaki TV SPECial Collection」(ナミノユクサキ テレビ スペシャル コレクション)についても本項で説明する。

解説

『SPEC…』のメイン演出家である堤幸彦の依頼により、同ドラマのタイトルバックとともに流れる主題歌として製作された。

堤はTHE RiCECOOKERSと以前より親交があり、その音楽性を高く評価していたことからドラマ主題歌の依頼を決めた。当時THE RiCECOOKERSは日本国内では全くの無名と言っていい存在だったが、堤は同ドラマに賭ける挑戦的な意気込みから、あえて日本のドラマ製作における常識をくつがえす選択をしたとしている[1]

依頼に当たって堤より『SPEC…』のテーマやストーリー、超能力者が登場するというコンセプトについての説明を受けた上で製作された数曲のデモの中から、まず日本語詞の「波のゆくさき」が選ばれた[2]。さらに堤は英語詞のヴァージョンも希望した。また、同ドラマのタイトルバックは、週1回放送・全10回の全てで違う映像を使用することになっており、それに合わせて10パターンのアレンジを依頼された。

最終的に、第1回 - 第5回は英語詞の「NAMInoYUKUSAKI」、第6回 - 最終回は日本語詞の「波のゆくさき」が、TVサイズに合わせた2分弱程度の長さにアレンジされた。

10パターンのアレンジの概要は以下のとおりである。各曲に付けられた十干はドラマ各回のタイトルにちなむ。

  • 甲:アコースティック・ギターヴォーカルのみの弾き語り風。
  • 乙:ドラムスが加わったアレンジ。
  • 丙:エレキギターベースを加えたアレンジ。
  • 丁:テクノポップ・トランス風のアレンジ。
  • 戊:ディストーションギターが印象的な最もハードなアレンジ。
  • 己:甲のアレンジの日本語版。
  • 庚:乙のアレンジの日本語版。
  • 辛:丙のアレンジの日本語版。
  • 壬:戊のアレンジの日本語版。
  • 癸:ディレイを効かせたコーラストレモロ奏法のアコースティック・ギターのみによる神聖さを感じさせるアレンジ。

英語版・日本語版のフルヴァージョンを収録したシングルが2010年12月1日に、TV版のアレンジのみを収録した「NAMInoYukusaki TV SPECial Collection」が同年12月22日に発売された。

ドラマの劇場版『劇場版 SPEC〜天〜』にも、新たなアレンジの「NAMInoYukusaki〜天〜」「NAMInoYukusaki〜ola〜」が起用され、2012年4月4日発売のミニアルバム『Showtime』に収録されている。「NAMInoYukusaki〜天〜」は2013年10月23日放送のスペシャルドラマ『SPEC〜零〜』でもエンディングテーマに使用された。「波のゆくさき」は2018年秋配信のスピンオフドラマ『SPECサーガ黎明篇「サトリの恋」』でもエンディングテーマに使用された。

収録曲

NAMInoYUKUSAKI

  1. NAMInoYUKUSAKI
    • 作詞:廣石友海、作曲:藤井恒太、編曲:THE RiCECOOKERS
  2. 波のゆくさき
    • 作詞・作曲:藤井恒太、編曲:THE RiCECOOKERS
  3. NAMInoYUKUSAKI(minus one)

NAMInoYukusaki TV SPECial Collection

  • Disc 1(CD)
  1. NAMInoYukusaki for SPEC【甲】
  2. NAMInoYukusaki for SPEC【乙】
  3. NAMInoYukusaki for SPEC【丙】
  4. NAMInoYukusaki for SPEC【丁】
  5. NAMInoYukusaki for SPEC【戊】
  6. 波のゆくさき for SPEC【己】
  7. 波のゆくさき for SPEC【庚】
  8. 波のゆくさき for SPEC【辛】
  9. 波のゆくさき for SPEC【壬】
  10. 波のゆくさき for SPEC【癸】
  • Disc 2(DVD)
  1. 波のゆくさき(Music Video)

チャート

2010年12月13日付オリコンチャートシングルTop100で初登場15位を記録した[3]。同2011年1月24日付の推定累積売上数は19,620枚[4]。また、オリコンによる2011年のインディーズTop50では11位を記録した。

また、Billboard JAPANインディーズ・アルバム&シングル・セールス・チャートでは2010年12月13日付チャートで初登場1位となり[5]、その後も2週に渡って10位以内をキープし、同チャートの2011年上半期集計では16位となった[6]

また、「TV SPECial collection」も、同チャート2011年1月3日付で初登場1位を記録した[7]

脚注

  1. ^ TBS、2011年、127p。
  2. ^ TBS、2011年、105p。
  3. ^ ORICON エンタメ・マーケット白書 2010、2011年、401p。
  4. ^ ORICON エンタメ・マーケット白書 2011、2012年、p.290。
  5. ^ Top Independent Albums and Singles |Japan Charts|Billboard JAPAN 2010年12月13日
  6. ^ 2011年を一足先に振り返る。Billboard JAPAN Chart 上半期 Top 20を公開! 2011年8月29日参照。
  7. ^ Top Independent Albums and Singles |Japan Charts|Billboard JAPAN2011年1月3日

参考文献

  • オリコン・リサーチ『ORICONエンタメ・マーケット白書2010』オリコン・エンタテインメント、2011年3月2日発行、ISBN 978-4-87131-087-1
  • オリコン・リサーチ『ORICONエンタメ・マーケット白書2011』オリコン・エンタテインメント、2012年3月22日発行、ISBN 978-4-87131-089-5
  • TBS『SPEC公式解体新書』角川書店、2011年3月23日発行、ISBN 978-4-04-874167-5
TBS金曜ドラマ主題歌
2010年
2011年
2012年
2013年
2014年
  • 1990前
  • 1990後
  • 2000前
  • 2000後
  • 2010前
  • 2010後
  • 2020前
  • 2020後
  • 2030前
Billboard JAPANインディーズ・アルバム&シングル・セールス・チャート「Top Independent Albums and Singles」第1位
(2010年12月13日付)
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
  • 5日 TWIST(矢沢永吉)
  • 12日・19日・26日 Keep The Beats!(Girls Dead Monster)
8月
  • 2日 VOCAROCK collection feat. 初音ミク(オムニバス)
  • 9日・16日 BEAST(VAMPS)
  • 23日 R&B・イン・ザ・ハウス-エレクトロ・ウェーブ-ミックスド・バイ・DJ フミヤ(DJ FUMI★YEAH!)
  • 30日 NoaismNoa
9月
  • 6日 PUBLIC ENEMY(AK-69)
  • 13日 バーキング(アンダーワールド)
  • 20日 Dearest(clear)
  • 27日 I don't know why(CNBLUE
10月
11月
12月
  • 2009
  • 2010
  • 2011
  • 2012
  • 2013
Billboard JAPANインディーズ・アルバム&シングル・セールス・チャート「Top Independent Albums and Singles」第1位(2011年1月3日付)
1月
2月
3月
4月
5月
6月
  • 6日 アンハッピーリフレイン(wowaka)
  • 13日 僕クエスト(ゴールデンボンバー)
  • 20日 革命(andymori
  • 27日 Alice in wonderword(古川本舗
7月
8月
9月
10月
  • 3日・10日 あげmix〜オールジャンルBEST〜(オムニバス)
  • 17日 pure elements(RO-KYU-BU!)
  • 24日・31日 あげmix〜オールジャンルBEST〜(オムニバス)
11月
12月
  • 2009
  • 2010
  • 2011
  • 2012
  • 2013
典拠管理データベース ウィキデータを編集
  • MusicBrainzリリース・グループ