1956年の大阪タイガース

1956年の大阪タイガース
成績
セントラル・リーグ2位
79勝50敗1分 勝率.612[1]
本拠地
都市 兵庫県西宮市
球場 甲子園球場
球団組織
オーナー 野田誠三
経営母体 阪神電気鉄道
監督 藤村富美男
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1956年の大阪タイガース(1956ねんのおおさかタイガース)では、1956年シーズンの大阪タイガースの動向をまとめる。

この年の大阪タイガースは、2回目の藤村富美男選手兼任監督の2年目のシーズンである。

概要

藤村監督就任2年目の阪神は渡辺博之が一塁に入り、それまで一塁を守っていた藤村監督は代打を中心に出場するようになった。チームは開幕ダッシュした巨人をマークする展開が続き、7月の終了時点では巨人と2ゲーム差の首位に立っており9年ぶり、そしてセ・リーグになって初の優勝が期待された。しかしチームワークの欠如もあり、最終的には貯金29を稼ぎながらも2位でシーズン終了。藤村監督は6月24日の広島戦で三塁コーチボックスから打席に入り、主審に「代打ワシ」と告げると代打逆転満塁サヨナラ本塁打をかっ飛ばし、「物干し竿ここにあり」と言われたがこれが現役最後の本塁打となった。シーズン終了後、金田正泰をはじめ主力選手が藤村監督の退陣を要求し他球団やマスコミ、一般の野球ファンまで巻き込んで藤村排斥事件が勃発する。

チーム成績

レギュラーシーズン

開幕オーダー
1 金田正泰
2 吉田義男
3 渡辺博之
4 田宮謙次郎
5 大津淳
6 真田重蔵
7 石垣一夫
8 白坂長栄
9 小山正明
1956年セントラル・リーグ順位変動
順位 4月終了時 5月終了時 6月終了時 7月終了時 8月終了時 9月終了時 最終成績
1位 大阪 -- 巨人 -- 巨人 -- 巨人 -- 大阪 -- 巨人 -- 巨人 --
2位 中日 1.0 大阪 1.0 中日 1.5 大阪 2.0 巨人 2.0 大阪 1.5 大阪 4.5
3位 巨人 2.0 中日 1.0 大阪 4.0 中日 5.5 中日 5.5 中日 4.0 中日 10.0
4位 広島 3.0 国鉄 7.5 国鉄 9.0 国鉄 11.5 国鉄 13.0 国鉄 15.5 国鉄 21.0
5位 国鉄 4.0 広島 9.0 大洋 13.0 広島 16.5 広島 21.5 広島 28.0 広島 37.5
6位 大洋 5.0 大洋 11.5 広島 14.5 大洋 18.5 大洋 24.0 大洋 32.0 大洋 41.0
1956年セントラル・リーグ最終成績
順位 球団 勝率
1位 読売ジャイアンツ 82 44 4 .651 優勝
2位 大阪タイガース 79 50 1 .612 4.5
3位 中日ドラゴンズ 74 56 0 .569 10.0
4位 国鉄スワローズ 61 65 4 .484 21.0
5位 広島カープ 45 82 3 .354 37.5
6位 大洋ホエールズ 43 87 0 .331 41.0

オールスターゲーム1956

詳細は「1956年のオールスターゲーム (日本プロ野球)」を参照
コーチ ファン投票 監督推薦
藤村富美男 吉田義男
田宮謙次郎
渡辺博之
大津淳
小山正明
  • 取り消し線は出場辞退

できごと

  • 6月24日 - 広島カープ戦、9回裏に満塁に追い込むと、3塁コーチボックスに居た藤村富美男監督兼内野手は代打出場、広島の長谷川良平投手から代打逆転満塁サヨナラ本塁打をかっ飛ばす。藤村にとっては現役最後の本塁打(224本目)。
  • 12月4日 - 球団は藤村富美男監督兼内野手の留任、そして藤村留任に反対する金田正泰外野手と真田重蔵投手の契約を行わない事を発表。「藤村排斥事件」が起こる( - 同年同月30日)
詳細は「藤村排斥事件」を参照

選手・スタッフ

 
大阪タイガース 1956
監督

10 藤村富美男(選手兼任)

コーチ
投手
捕手
内野手
外野手

表彰選手

リーグ・リーダー
選手名 タイトル 成績 回数
吉田義男 盗塁王 50個 2年ぶり2度目
渡辺省三 最優秀防御率 1.45 初受賞
ベストナイン
選手名 ポジション 回数
吉田義男 遊撃手 2年連続2度目
田宮謙次郎 外野手 初受賞

出典

[脚注の使い方]
  1. ^ “年度別成績 1956年 セントラル・リーグ”. 日本野球機構. 2017年4月30日閲覧。
セントラル・リーグ パシフィック・リーグ
優勝 読売ジャイアンツ 2位 大阪タイガース 優勝 西鉄ライオンズ 2位 南海ホークス
3位 中日ドラゴンズ 4位 国鉄スワローズ 3位 阪急ブレーブス 4位 毎日オリオンズ
5位 広島カープ 6位 大洋ホエールズ 5位 近鉄パールス 6位 東映フライヤーズ
7位 大映スターズ 8位 高橋ユニオンズ
 :日本一  :日本シリーズ出場
各年の阪神タイガース
1930年代
1940年代
1950年代
1960年代
1970年代
1980年代
1990年代
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2010年代
2020年代
1945年は戦況悪化のため、公式戦を休止。合同チームによる非公式戦のみ開催。
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