鬼の詩
『鬼の詩』(おにのうた)は、藤本義一の小説。『別冊小説現代』(講談社)1974年(昭和49年)春号初出で、同年に第71回直木賞受賞。さらに1975年には本作を原作とする同名の映画が製作された。
明治末期の上方落語家・桂馬喬の芸に対する執念を描く。馬喬のモデルは桂米喬とされる。
映画版
1975年8月16日公開。監督の村野鐵太郎がATGで製作した(鐡プロダクション=ATG作品)。脚本を原作者の藤本が担当している他、冒頭で笑福亭松鶴と対談している。文化庁優秀映画製作奨励金交付作品[1]。
スタッフ
キャスト
- 桂馬喬:桂福團治
- 露:片桐夕子
- 桂露久:露乃五郎
- お藤:中原早苗
- 馬喬の義父:井川比佐志
- 鍼灸師:信欣三
- せん馬:本郷淳
- 月亭文都:早川雄三
- 仁輪加:伊達三郎
- 医師:入江洋佑
- 文雀:蛍雪太朗
- 詩吟師:一輪亭花咲
- 剣舞師:浮世亭歌楽
- 藤本義一
- 笑福亭松鶴
脚注
- ^ 藤本義一『鬼の詩』(講談社文庫)年譜 P.251
外部リンク
- allcinema
- 鬼の詩 - KINENOTE
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