野間幾子
野間 幾子(のま いくこ、嘉永2年(1849年) - 昭和21年(1946年))は、九条道孝の側室。野間頼興の娘。中川の局[1][2]、清操院ともいう[3]。
九条道実、貞明皇后、菊麿王妃範子の生母[4]。昭和天皇の外祖母にあたる。
生涯
元治元年より、九条家に仕えた[2]。明治2年に道実を出産して以降、九条道孝の側室として一男三女を産む。
1924年(大正13年)10月17日、山科の勧修寺で執り行われた、山階宮妃佐紀子女王[注釈 1]の1周忌の法要に、山階宮妃常子及び賀陽宮妃好子とともに参列した[3]。当時、幾子は京都在住であった[3]。幾子は両妃とともに車で勧修寺に移動し、法要では二人に次ぐ待遇を受けた[3]。3人は、顕敬の三聚浄戒と密教の三昧耶戒を受け、有髪の尼僧となった上、受明灌頂会に入壇して仏門への帰依を誓った[3]。
子女
昭和天皇の系譜 |
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参考文献
- 大阪毎日新聞社 編『皇室画報』大阪毎日新聞社、1922年。全国書誌番号:43020825。 (NDLJP:1185516)[注釈 2]
- 宇治冬子「故山階宮佐紀子女王殿下御一周忌と佛門に入らせし兩大妃殿下」『技藝』第1巻第10号、技藝社、1924年12月、24-25頁、全国書誌番号:00004786。 (NDLJP:1471695/28)
- 宝文館編輯所 編『朝日の御影』宝文館、1911年。全国書誌番号:43017317。 (NDLJP:949204)
脚注
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