藤田スミ

藤田 スミ
ふじた すみ
生年月日 (1933-04-03) 1933年4月3日
出生地 日本の旗 大阪府堺市
没年月日 (2011-03-31) 2011年3月31日(77歳没)
出身校 大阪府立三国丘高等学校卒業
所属政党 日本共産党

選挙区 (旧大阪5区→)
比例近畿ブロック大阪17区
当選回数 7回
在任期間 1979年10月7日 - 2000年6月2日

当選回数 3回
在任期間 1973年 - 1979年
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藤田 スミ(ふじた すみ、1933年4月3日[1] - 2011年3月31日[2])は日本政治家。元衆議院議員日本共産党公認、7期)[1]。「おスミさん」の愛称で親しまれた[3]。母親運動に従事[1]

来歴

大阪府堺市出身。大阪府立三国丘高等学校卒。

1973年から3期にわたり大阪府議を務め[1]黒田革新府政与党議員として府議会を支えた。

1979年第35回衆議院議員総選挙に、病気療養で引退を表明した荒木宏から地盤を受け継ぎ、大阪府第5区から日本共産党公認で立候補し、初当選を果たす(定数5のうち2位。なお、この選挙で共産党は府内7選挙区全てで、公認候補者が当選)。

「母と子の願いをまっすぐ国会に届ける母親政治家」[4]キャッチフレーズに衆議院議員を7期21年務め、2000年に引退[1]、地盤を眞鍋穰に譲り、以後は党の中央委員などを歴任する。

1985年、現職首相であった中曽根康弘の5つの政治団体にジャパンライフから計1000万円の献金が行われていたことを国会質問で追及した[5]。ジャパンライフは当時マルチまがいの商法を行ったとして消費者からの苦情が国民生活センターに多く寄せられていた[6]

選択的夫婦別姓制度実現に向けた活動[7]遺伝子組換え食品の表示制度に向けた活動をした[8]

2009年7月に病気で倒れて以後、闘病生活が続いていた[9]が、2011年3月31日、くも膜下出血のため77歳で死去[2]

著書

  • 『どうなるどうする日本の食卓―子どもたちに安全な食を手わたすために―』(合同出版1994年ISBN 9784772601801

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d e 『新訂 現代政治家人名事典 : 中央・地方の政治家4000人』日外アソシエーツ、2005年。p.465
  2. ^ a b “藤田スミ・元衆院議員が死去”. 日本経済新聞 電子版 (日本経済新聞社). (2011年4月2日). https://www.nikkei.com/article/DGXNZO26014120S1A400C1CC1000/ 2017年2月26日閲覧。 
  3. ^ 藤田スミ(元日本共産党衆議院議員)さんを偲ぶ会に、参加 穀田恵二日本共産党衆議院議員のブログより
  4. ^ 泉北NTで藤田スミさんや女性後援会と宣伝、岸和田で「しんぶん赤旗」のおすすめ(2010年1月19日時点のアーカイブ宮本岳志日本共産党衆議院議員のブログより
  5. ^ 第103回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第2号 昭和60年11月21日 発言番号267 藤田スミ
  6. ^ 第103回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第2号 昭和60年11月21日 発言番号256 横溝雅夫政府委員
  7. ^ 第125回国会 衆議院 法務委員会 第2号 平成4年12月8日選択的夫婦別姓制度法制化の早期実現に関する請願の紹介者
  8. ^ 日本生協連、組み換え食品で表示制度の確立をアピール採択
  9. ^ 第29回淀川家族ハゼ釣り大会や「藤田スミさんを偲ぶつどい」に参加(2011年11月1日時点のアーカイブ)宮本岳志日本共産党衆議院議員のブログより

関連項目

大阪府の旗 旧大阪5区選出衆議院議員(1947年 - 1993年) 国会議事堂
定数3
第23回
第24回
第25回
第26回
第27回
第28回
第29回
第30回
定数4
第31回
第32回
第33回
第34回
第35回
第36回
第37回
第38回
第39回
定数5
第40回
第41回
(定数33)
新進党
自由民主党
日本共産党
民主党
社会民主党
第42回
(定数30)
自由民主党
民主党
公明党
日本共産党
自由党
社会民主党
第43回
(定数29)
民主党
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日本共産党
社会民主党
第44回
(定数29)
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公明党
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  • 服部良一
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(定数29)
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(定数29)
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†:当選無効、↓:途中辞職、失職など、↑:繰り上げ当選
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