新宿暴走救急隊

新宿暴走救急隊
ジャンル テレビドラマ
脚本 大石哲也
演出 猪股隆一
出演者 ロンドンブーツ1号2号
上原多香子
音楽 仲西匡
オープニング ロンドンブーツ1号2号「岬」
エンディング hiro「Treasure」
製作
プロデューサー 佐藤敦、倉田貴也
制作 日本テレビ
放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間2000年10月14日 - 12月16日
放送時間土曜日 21:00 - 21:54
放送枠Surprise Saturday
放送分54分
回数10
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新宿暴走救急隊』(しんじゅくぼうそうきゅうきゅうたい)は、2000年10月14日から12月16日日本テレビ系の土曜21時枠(Surprise Saturday枠)で放映されたテレビドラマ。お笑いコンビ・ロンドンブーツ1号2号のテレビドラマ初出演、初主演作[1]

暴走族ナンパが大好き、しかし義理と人情に厚い救急隊員2人の型破りな活躍を描くヒューマンコメディ[2][3]

概要

本作は単なるヒューマンコメディにとどまらず、『伊東家の食卓』と『特命リサーチ200X』の要素がミックスされている。劇中では、人間の体の異状現象のメカニズムやその対処方法も解説していた。また毎回のエンディングでは、日常生活で活用できる応急処置の方法が解説されていた。消防活動を題材としたほかのテレビドラマ作品と異なり東京消防庁の監修・協力等を得ていないため、劇中に登場する救急車や活動服には消防署名のみが表記された(本来は消防庁のネームと分署たる消防署のネーム両方が入る)。またこの理由から、1個救急隊は3人(隊長・機関員・隊員)で編成されるのが本来であるが、本作では通常救急車に分乗している隊員は轟五郎と郷秀樹の2人のみである。また劇中で轟班と呼ばれる場面はあるが、2人のどちらが隊長を務めているのかについての明確な設定はない。

2020年現在、ビデオ版がリリースされているが[4]DVD版は発売されていない。

キャスト

ゲスト出演

ED応急処置マニュアル

  • 第1話:アキレス腱が切れたら
  • 第2話:ひきつけを起こしたら
  • 第3話:激しい腹痛を起こしたら
  • 第4話:キノコ中毒にかかったら
  • 第5話:ヘビにかまれたら
  • 第6話:歯が抜け落ちてしまったら
  • 第7話:化学薬品を飲み込んでしまったら
  • 第8話:アルコール中毒・・・意識がある場合
  • 第9話:アルコール中毒・・・意識がない場合
  • 最終回:失恋で傷心したら

スタッフ

  • 脚本:大石哲也、吉田智子、後藤法子三上幸四郎
  • 演出:猪股隆一、小松隆志、高橋直治、倉田貴也
  • 音楽:仲西匡
  • プロデューサー:倉田貴也
  • 協力プロデューサー:東城祐司
  • チーフプロデューサー:佐藤敦
  • アシスタントプロデューサー:伊藤達哉
  • 演出補:坂梨公紀
  • スケジュール:近藤一彦 
  • 制作担当:丸山昌夫
  • 制作主任:大和田晃、竹山真樹
  • デスク:三瓶美佳
  • 広報:神山喜久子
  • 美術協力:日本テレビアート
  • 技術協力:NiTRo
  • 医事協力:杏林大学付属病院高度救命救急センター
  • 制作協力:MMJ
  • 製作著作:日本テレビ

主題歌

放送日程

各話 放送日 サブタイトル 脚本 演出 視聴率
第1話 2000年10月14日 涙をぶっとばせ! 命知らず緊急出動 大石哲也 猪股隆一 15.5%
第2話 2000年10月21日 運転手の恋! クモ膜下出血患者の嘘 吉田智子 16.9%
第3話 2000年10月28日 急性虫垂炎! 外国人花嫁が消えた!! 小松隆志 14.0%
第4話 2000年11月04日 食中毒大パニック! 殺意の同窓会!! 大石哲也 猪股隆一 14.7%
第5話 2000年11月11日 恋する胃潰瘍! マダムパパの大変身!! 高橋直治 12.5%
第6話 2000年11月18日 生きろ末期ガン少女 救急車強奪事件 後藤法子
大石哲也
猪股隆一 11.9%
第7話 2000年11月25日 アイドル失踪! 失恋のリストカット 三上幸四郎
大石哲也
15.3%
第8話 2000年12月02日 急病ストーカーの恋 静脈性大出血! 吉田智子 小松隆志 15.4%
第9話 2000年12月09日 恋人の絆! 美人カメラマン脳内出血 大石哲也 高橋直治 13.6%
最終話 2000年12月16日 病院監禁爆破! 決死の救出大作戦!! 倉田貴也 12.8%
平均視聴率14.3%(視聴率は関東地区ビデオリサーチ社調べ)

余談

  • 2000年9月28日に放送された番組対抗特番『超豪華スター大集合 20世紀最強!!人気番組ナンバーワン決定戦!!』で発表された当初のタイトルロゴは赤十字を象ったものだったが、赤十字の目的外使用がジュネーヴ条約等に反するためか、放送開始直前の番宣CMでは赤い矢印のデザインに差し替えられている。
  • 後に主演の田村淳がフジテレビジョンの『FNSの日27時間テレビ めちゃ×2オキてるッ!』で語ったところによると、当時はドラマはやりたくなかったが、吉本の圧力で仕方なく主演を務めることになったという。現在は気が変わりテレビドラマ出演に関して前向きだが、本作の放送終了後はテレビドラマへの出演依頼がまったくないという[注 1]
  • 上原と同じメンバーであり解散して間もなかったSPEEDhiroが歌う「Treasure」がED主題歌および挿入歌に起用された理由について、プロデューサーの倉田貴也は雑誌上で「上原君がいいhiroの曲を聴いて応援してもらっている気分になってくれるといいなぁと思ったから」と説明している[5]
  • 田村亮が演じた役名「郷秀樹」は、『帰ってきたウルトラマン』で団次郎が演じた主人公と同姓同名である。

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ ただし、この発言から1年半後の2006年に、日本史マニアとして長年の夢であったNHK大河ドラマ『功名が辻』に中村一氏 役としてレギュラー出演を果たしている。

出典

  1. ^ allcinema『TV 新宿暴走救急隊 (2000)について 映画データベース - allcinema』。https://www.allcinema.net/cinema/1622552020年10月10日閲覧 
  2. ^ “新宿暴走救急隊 | メディアミックス・ジャパン | MMJ”. www.mmj-pro.co.jp (2000年10月13日). 2020年10月10日閲覧。
  3. ^ デジタル大辞泉プラス. “新宿暴走救急隊とは”. コトバンク. 2020年10月10日閲覧。
  4. ^ “新宿暴走救急隊”. TSUTAYA公式サイト. 2020年10月10日閲覧。
  5. ^ 『テレパル』2000年10月15日号、小学館

外部リンク

日本テレビ 土曜ドラマ
前番組 番組名 次番組
フードファイト
(2000年7月1日 - 9月16日)
新宿暴走救急隊
(2000年10月14日 - 12月16日)
1980年代 -
1990年代
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(第2期)
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1990年代 -
2000年代
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関連項目
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