国鉄シキ15形貨車

国鉄シキ15形貨車
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基本情報
車種 大物車
運用者 日本国有鉄道
所有者 日立製作所
製造所 日立製作所
製造年 1953年(昭和28年)
製造数 1両
消滅 1965年(昭和40年)
常備駅 日立駅
主要諸元
車体色
軌間 1,067 mm
全長 18,600 mm
全幅 2,595 mm
全高 2,170 mm
荷重 35 t
自重 30.1 t
換算両数 積車 5.0
換算両数 空車 3.0
台車 三軸ボギー
台車中心間距離 13,000 mm
最高速度 65 km/h
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国鉄シキ15形貨車(こくてつシキ15がたかしゃ)は、日本国有鉄道に車籍を有した、1953年(昭和28年)9月12日に日立製作所で1両のみ製造された35トン積み低床式大物車である。同社所有の私有貨車であった。

全長は18,600 mm(車体長17,800mm)で、低床部の長さは7,000 mm、レール面上高さは690 mmであった。低床部とレール面のクリアランスが小さすぎるために、操車場のハンプ通過は積車空車にかかわらず禁止されていた。台車はボールドウィンタイプの釣合梁式3軸ボギー台車2基を装備していた。常備駅は日立駅で、変圧器の輸送などに用いられていた。

本車の構造は国鉄基本のものと異なるため一般検査、局部検査、甲修繕及び乙修繕は国鉄職員立ち会いのもと日立製作所の工場で行なわれた。

車体塗色は黒で、1968年(昭和43年)10月1日ダイヤ改正以前の1965年(昭和40年)3月に廃車となったため、黄1号の帯を巻かれる事はなかった。

参考文献

  • 吉岡心平『大物車のすべて 上』(初版)ネコ・パブリッシング〈RM LIBRARY 91〉、2007年3月1日。ISBN 978-4-7770-5195-3。 
  • 貨車技術発達史編纂委員会 編『日本の貨車 -技術発達史-』(初版)日本鉄道車輌工業会、2009年4月30日。 
日本の大物車
低床式(A梁)

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吊り掛け式(B梁)
落し込み式(C梁)
分割低床式(D梁)
その他
1965年(昭和40年)に車運車に変更されたものは含まない、複数の形式の梁を持つものはそれぞれに表記している