フーガス

フランスパンのフーガス
フーガスに様々な材料を載せても売られている。

フーガスフランス語: Fougasse=フガッス)は、通常フランスプロヴァンス地方に関連するパンで、小麦に似たパターンにしているのが特徴であるが[1]、他の地域でも多少違う形でも見られる。

歴史と語源

古代ローマでは、パニス・フォキウス(panis focacius)は炉床の灰で焼かれた平たいフラットブレッドであった(ラテン語でフォクスfocusは炉床の意味)[2]。これが後に、イタリアフォカッチャ、スペインのホガザ(hogaza)、フランス・プロヴァンス地方のフーガス(元々はfogatza)になったと言われる。このプロヴァンス版には、オリーブチーズニンニクアンチョビなど、トマト以外が追加されている場合が多い。

フランス料理

パンが平たいので、これを折りたたんで作ったポケットの中にチーズと小さな角張ったベーコンの切れを入れてフランス版カルツォーネを作る行われている。他のバリエーションには、ドライフルーツ、ロックフォール・チーズ、ナッツオリーブシェーブルチーズ(山羊のチーズ)を加えることもある。

脚注

  1. ^ フーガス(パンの図鑑)
  2. ^ フーガス(Bread-Map's)

参照項目

外部リンク

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