ヒメヒオウギズイセン

ヒメヒオウギズイセン
Crocosmia × crocosmiiflora
Crocosmia × crocosmiiflora
(2006年9月、ベルリン=ダーレム植物園
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 単子葉類 monocots
: キジカクシ目 Asparagales
: アヤメ科 Iridaceae
亜科 : Crocoideae
: Freesieae
: ヒオウギズイセン属 Crocosmia
: ヒメヒオウギズイセン C. × crocosmiiflora
学名
Crocosmia × crocosmiiflora
(Lemoine) N.E.Br.[1]
シノニム
  • Tritonia crocosmiflora (Lemoine) G.Nicholson[2]
英名
crocosmia、montbretia

ヒメヒオウギズイセン(姫檜扇水仙、学名: Crocosmia x crocosmiiflora)またはヒメヒオオギズイセン[3]は、アヤメ科ヒオウギズイセン属(クロコスミア属)の雑種ヒオウギズイセン(英語版) Crocosmia aureaヒメトウショウブ(スペイン語版) Crocosmia pottsii との交配種である[1][4]園芸ではクロコスミア、または旧学名のモントブレチア[1]の名前でも呼ばれる。一般的に「ヒオウギズイセン」と呼ばれるワトソニア属(英語版) Watsonia園芸品種群とは関係はないので、注意が必要である。また「金魚草」と呼ばれることもあるが、キンギョソウとは異なる。

形態・生態

は剣状、60cmから150cm。

花茎から穂状花序を分枝し、各々にオレンジ色を付ける。花期は7〜8月。

分布

野生化して林縁で群生しているヒメヒオウギズイセン

両親は南アフリカ産ではあるが、耐寒性に優れ、また繁殖力も旺盛、日当たりの良い荒れ地から林床のような日陰、乾燥地帯から湿地にも耐え、全世界で野生化している。佐賀県では移入規制種の指定を受けており、栽培条例で禁止されている[5]

人間との関わり

暖かい地方[どこ?]では、一度、球根を植えるとほとんど放置しておいても差し支えなく、宿根草のように扱える。

注と出典

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  1. ^ a b c 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Crocosmia x crocosmiiflora (Lemoine) N.E.Br.”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2012年8月3日閲覧。
  2. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Tritonia crocosmiflora (Lemoine) G.Nicholson”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2016年2月18日閲覧。
  3. ^ 日本帰化植物写真図鑑』 414頁。
  4. ^ 野に咲く花 増補改訂新版』 64-65頁。
  5. ^ “佐賀県環境の保全と創造に関する条例に基づく移入規制種の指定”. 佐賀県 (2005年10月31日). 2016年2月18日閲覧。

参考文献

  • 清水矩宏・森田弘彦・廣田伸七編著『日本帰化植物写真図鑑 : Plant invader 600種』全国農村教育協会、2001年、414頁。ISBN 4-88137-085-5。 
  • 平野隆久写真『野に咲く花 : 写真検索』林弥栄監修、門田裕一改訂版監修(増補改訂新版)、山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑〉、2013年、64-65頁。ISBN 978-4-635-07019-5。 

関連項目

ウィキスピーシーズにヒメヒオウギズイセンに関する情報があります。
ウィキメディア・コモンズには、ヒメヒオウギズイセンに関連するカテゴリがあります。

外部リンク

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