チェシャム男爵

チェシャム男爵
Baron Chesham

紋章記述

Arms:Sable three Stags' Heads Cabossed Argent Crest:A Snake nowed proper Supporters:Dexter: a Buck proper gorged with a Chaplet of Roses Argent and Azure; Sinister: a Greyhound Argent gorged with a Plain Collar Gules thereon three Buckles Or Motto:
創設時期1858年1月15日
創設者ヴィクトリア
貴族連合王国貴族
初代初代男爵チャールズ・キャベンディッシュ(英語版)
現所有者7代男爵チャールズ・キャヴェンディッシュ(英語版)
相続人オリヴァー・キャヴェンディッシュ閣下
相続資格初代男爵の嫡出直系男子
付随称号なし
現況存続
旧邸宅ラティマー・ハウス(英語版)
モットー用心深く安全に
(Cavendo Tutus)

チェシャム男爵: Baron Chesham)は、イギリスの男爵貴族連合王国貴族爵位。デヴォンシャー公爵家の分家筋。

なお、チェシャム男爵キャヴェンディッシュ家には本爵位以外に保持するものはない。

歴史

一族の旧邸宅ラティマー・ハウス
3代男爵を描いたカリカチュア
(ヴァニティ・フェア誌1900年3月号掲載, Spy 作)

自由党の政治家チャールズ・キャベンディッシュ(英語版)(1793-1863)が晩年の1858年1月15日連合王国貴族としてバッキンガム州チェシャムのチェシャム男爵(Baron Chesham, of Chesham in the County of Buckingham)に叙されたことに始まる[1][2][3]。彼以降、現在に至るまでその直系男子によって爵位は相続されている[3]

なお、初代男爵はデヴォンシャー公爵家出身の初代バーリントン伯爵ジョージ・キャヴェンディッシュ(英語版)を父に持つため、男爵家の歴代当主は同公爵家の分家筋の関係となる[註釈 1][3][4]

初代男爵の孫にあたる3代男爵チャールズ(1850-1907)は保守党の政治家として活動したほか、プリンス・オブ・ウェールズ付寝室官長や最後の猟犬管理長官(英語版)といった閑職を歴任している[2][5][6]。彼がにわかに狩猟中の落馬事故によって命を落とすと、爵位はその息子ジョンが継承した[3]

4代男爵ジョン(1894-1952)の孫にあたる6代男爵ニコラス(1941-2009)ジョン・メージャー内閣下の国王親衛隊隊長を務めている[3][7]

その息子である7代男爵チャールズ(1974-)がチェシャム男爵家現当主である。


一族のモットーは「用心深く安全に(Cavendo Tutus)」[3]

一族のかつての邸宅はバッキンガムシャーに位置するラティマー・ハウス(英語版)であったが、やがて男爵家の手を離れて国立防衛大学本庁舎(英語版)に転用されたのち、現在は宿泊施設として利用されている[8][9]

チェシャム男爵(1858年)

  • 初代チェシャム男爵チャールズ・コンプトン・キャベンディッシュ(英語版) (1793–1863)
  • 第2代チェシャム男爵ウィリアム・ジョージ・キャヴェンディッシュ(英語版) (1815–1882)
  • 第3代チェシャム男爵チャールズ・コンプトン・ウィリアム・キャヴェンディッシュ(英語版) (1850–1907)
  • 第4代チェシャム男爵ジョン・コンプトン・キャヴェンディッシュ (1894–1952)
  • 第5代チェシャム男爵ジョン・チャールズ・コンプトン・キャヴェンディッシュ(英語版) (1916–1989)
  • 第6代チェシャム男爵ニコラス・チャールズ・キャヴェンディッシュ(英語版) (1941–2009)
  • 第7代チェシャム男爵チャールズ・グレイ・コンプトン・キャヴェンディッシュ(英語版) (1974 - )

爵位の法定推定相続人は、現当主の息子であるオリヴァー・ニコラス・ブルース・キャヴェンディッシュ(2007 - )閣下。

脚注

註釈

[脚注の使い方]
  1. ^ 初代男爵の父バーリントン伯は第4代デヴォンシャー公爵ウィリアム・キャヴェンディッシュの三男であり、男爵自身は父の四男にあたっていた。

出典

  1. ^ “No.22082”. The Gazette 12 January 1858. 2020年4月2日閲覧。
  2. ^ a b Debrett's peerage, and titles of courtesy, in which is included full information respecting the collateral branches of Peers, Privy Councillors, Lords of Session, etc. Wellesley College Library. London, Dean. (1921). p. 196. https://archive.org/details/debrettspeeraget00unse 
  3. ^ a b c d e f “Chesham, Baron (UK, 1858)”. www.cracroftspeerage.co.uk. 2020年4月1日閲覧。
  4. ^ Mosley, Charles, ed (2003). Burke's Peerage, Baronetage & Knighthood (107 ed.). Burke's Peerage & Gentry. pp. 1128-1129. ISBN 0-9711966-2-1 
  5. ^ “No.27378”. The Gazette 19 November 1901. 2020年4月2日閲覧。
  6. ^ “No.27243”. The Gazette 2 November 1900. 2020年4月2日閲覧。
  7. ^ “No.54101”. The Gazette 13 July 1995. 2020年4月2日閲覧。
  8. ^ Stuff, Good. “Latimer House (National Defence College), Latimer, Buckinghamshire”. britishlistedbuildings.co.uk. 2020年4月1日閲覧。
  9. ^ “Latimer Place wins Britain's Secret Homes” (英語). Bucks Free Press. 2020年4月1日閲覧。

関連項目